2021.2.10 社員インタビュー

社員インタビュー:営業部 五日市さん

今回の社員インタビューは営業部の五日市さんに積算業務について、そして仕事をするうえで心がけていることについてお聞きしました。



五日市さんはどういったお仕事をされていますか。

営業部にて積算業務を担当しています。



積算とはどういった業務なのでしょうか。

公共工事の入札価格のもとになる、工事費用の見積り額を算出する業務です。
例えば空調設備工事であれば、エアコン本体の価格や配管等の材料費、労務費や諸経費など、それぞれの費用を合計して工事費用を算出します。



積算部門の方々は入札案件の受注のために日々奮闘されていますが、入札における積算はどういった点が難しいのでしょうか。

まず公共工事の入札には落札額の上限となる「予定価格」があり、これを超えてしまうと無効となります。
しかし金額が低ければ良いわけではなく、予定価格をもとにした「最低制限価格」を下回ってしまうと失格となります。
よって、その範囲を見極めることが第一条件になります。



その金額はどのようにして算出するのでしょうか。

落札前の予定価格は分かりませんから、前年度の入札案件の公表単価や、自治体の定める機器の掛け率、あるいは積算ソフトのシミュレーションを参考に金額を算出していきます。
公表単価は、その中に含まれる労務単価が年度毎に異なるので、そのまま流用できるわけではなく、データを補正する必要があります。
機器の掛け率については公表されていないので、前年度の落札価格を参考に逆算します。ただ、同じ機器でも、例えば学校と他の公共施設では掛け率が異なっている場合もあるので、そうなると予想するしかありません。予想が外れると大きな金額差が生じるので、過去のデータの蓄積や分析が重要になります。



五日市さんは研冷工業に入社して何年になりますか?

約8年になります。



それまでにも積算業務の経験はあったのでしょうか。

積算業務に携わったのは研冷工業に入社してからです。
入社した当初は現場代理人をしていたのですが、しばらくして積算業務をやってみないか、とお声掛けいただき積算担当に就きました。
前任の積算担当の方から半年ほど業務を教えていただき、その後は一人で積算業務を担当してきました。



とても半年で独り立ちできる仕事ではないですよね。

はい。初めてのことばかりで、わからないことだらけでした。
担当になってからも上司にノウハウを教わりながら、自力でも、そうとう頑張って取り組んできたと思います。遅くまで残業をすることもありました。



ストイックに努力してこられたのですね。

そうせざるを得ない状況だったということもありますが、その経験は今に活きていると思います。

しかし、積算業務は受注に至らなければ利益に繋がらない業務です。現在は会社の方針もあり、できる限り残業をしないように努めています。「時間を有効に使って課せられた仕事を全うする」という考えで業務に臨んでいます。



その他に、仕事のやり方など、昔と今とで変わったところはありますか?

昔は与えられた一つの案件を、担当者が一人で一から十まで行っていました。
今は積算部門にも人が増えたので、できるだけ分業体制をとって、最後に責任者がまとめあげるというやり方に変わってきています。



それは良い方向に変わっているということですか?

良い方向に変わっていると思います。
能力や経験に差がある中で、一人ひとりのステップアップが図れますし、チーム全体の技術の向上にも繋がります。

また、会社の福利厚生や待遇も昔と比べて良くなっていて、良い環境で働けているので、それに応えられるように一生懸命 良い仕事をしたいと考えています。



仕事をするうえで気を付けていることはありますか?

基本的なことになりますが、言葉遣いなどコミュニケーションには気を付けています。
上司・部下に対して、それぞれにふさわしい言葉を使う。日常生活の延長にならないようにメリハリをつけて、会社の中では会社の中での、ふさわしい言葉遣いをしなければと思います。

また、伝え方にも気を付けなければいけないなと思います。
仕事に関する会話は、お互いが協力することを前提にしているはずです。
相手の意見が自分の意見と異なっていても、頭ごなしに否定せず、相手の意見を一度受け入れたうえで自分の意見を伝えなければいけないと、過去の自分の行動を省みながら、気を付けるようにしています。



最後に、今後の目標を教えてください。

一件でも多く入札案件を落札・受注することです。
そのために、ただ日々の積算業務をこなすのではなく、次に活かせるようにデータや情報を積み重ね、精度を高めていきたいと思います。




五日市さん、ありがとうございました!


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