電気部 山田さん
- 2024年9月25日
今回の社員インタビューは、エンジニアリング事業部 電気部の山田さん。
現在の仕事を選んだ理由や仕事をするうえで心掛けていることなどをお聞きしました。
――山田さんの担当業務を教えてください。
電気部で電気工事の施工管理をしています。
――どんな工事を行うことが多いですか?
当社は空調設備工事がメインの会社なので、空調設備の新設や増設などに必要な電気工事が一番多く、そのほかは照明設備の工事も多いです。
まだ私自身は知識は浅いですが、高圧電気設備の工事も行なっています。この前はキュービクル改修工事に立ち会って現場管理をしました。
――研冷工業に入社してどれくらい経ちますか?
1年3ヵ月です。
――山田さんは異業種からの転職でしたよね。以前はどんなお仕事をされていたんですか。
食品関連の会社で機械のメンテや修理の仕事をしたり、工場で製造の仕事をしたりしていました。
――それからどういった経緯で今の仕事を志すに至ったのでしょうか。
大学を卒業後、就職してからも自分のやりたいことがハッキリしていなかったのですが、仕事をしていくうちに自分の特性みたいなものが分かってきたんです。
ものづくりと言っても、ゼロから作ることが好きなのか、直す方が好きなのか、私は後者だなとか。
そうしたなかでも、ひとの生活に必要不可欠なことを仕事をしていきたいと考えて、電気の仕事に興味を持ち、まずは独学で勉強を始めて資格を取得しました。
――電気工事の仕事のなかでも、いわゆる職人さんではなく施工管理の仕事を選んだのは何故ですか?
図面を作ったり設計・積算をしたり、現場業務のほかにも色々なことを身に付けたかったためです。
――施工管理がどんな仕事なのかイメージはできていましたか?
協力業者さんの手配やスケジュール管理、材料や道具の手配をするというイメージはできていました。
――ということは、実際に働いてみてギャップを感じることは無かったんですね。
そうですね。施工管理に関しては無かったです。
強いて言えば、電気工事は回路をいじったり器具の配線を付け替えたりという一般的なイメージの電気っぽい作業ばかりではないんだと、実際の現場を見て感じました。
ケーブルを配線する際に電線管を敷設して通したり、壁に穴を開けたり、地中に通すためにコンクリートを削ったり……電気を通すための建築・土木のような作業も結構あるんだなと。
――仕事は施工管理が中心かと思いますが、ときには自分で施工する機会もありますか。
工事の規模によっては、自分たちでできることはやっています。
――広く経験を積みたい山田さんにとっては、自らで施工する機会があるのは良いですね。
そうですね。施工管理とはいえ、自分たちでも施工することがあることは面接の時点で聞いていました。
そもそも施工管理の仕事って、現場で職人として経験を積んだ人がやるパターンのほうが多いのではないかと思うんですよね。
なので現場管理に加えて、自分の手で施工も学べる機会があるのは良い環境だと思います。
――山田さんが面接に来た当時は電気部はまだ1人でとても忙しく、入社してくれれば山田さんが2人目になる、という状況でしたよね。
そうですね。面接のときにそういった状況を説明してもらいました。
――未経験でそうした環境に飛び込むことに不安は無かったですか?ちゃんと教えてもらえるのかとか、激務じゃないかとか。
うーん……不安が無かったと言えば嘘になりますが……
ただ、忙しいくらいの環境のほうが良いのかなと思っていました。
人数が揃っているとなると一人当たりの業務量が分散されて、経験の機会も減ってしまうかもしれませんよね。
――なるほど。より色々経験できる環境だと思ってもらえたんですね。初めはどんな風に仕事を教わっていましたか。
現場に同行して協力業者さんの手伝いをしたり、お客様に提出する工事写真のことを教わったりしました。
施工も自分たちでやる工事のときは、教えてもらいながら実際に施工させてもらいました。
あとは……見積りや図面を作るために、現場調査のときに見ておいた方が良いところを教わりました。
――現場での仕事を学ぶうえで大切にしていることは何ですか?
まず最初は工具や道具、材料など、物の名前を覚えることが先決でしたね。
○○が必要だという話をされても、正直それが何なのか分からなくて困ることがあったので。
次に、現場管理が疎かにならない範囲で、できる限り積極的に作業員として施工に携わることです。
自ら手を動かすことが知識・スキルを身に付ける一番の方法だと思いますし、その作業がいかに大変な作業なのかを理解することは施工管理という仕事をする上で重要だと思います。
――この仕事をするうえで大切だと思うことは何ですか?
施工管理においては、今日はどこまで進めるのか、次回はいつ・どこまで進めるのか、といった流れを把握しておくこと。そして次に向けてしっかり準備することが大切です。
また、電気工事だけでなく、空調工事や内装工事なども含めた工事の全容を把握しておくことも大切です。
そうすることで、他の協力業者さんの作業工程で思わぬ変更があっても柔軟に対応が取りやすくなると思います。
――入社前に資格を取得したと言っていましたが、何の資格を取られたのでしょうか。
第2種電気工事士の資格を取得しました。
――電気工事に従事するための資格だとは思いますが、現場を見て仕事を学ぶ上で役立つ場面もあるのでしょうか。
現場で職人さんがどんな施工をしているのかを理解するために役立つ場面はありました。
取得しておいて良かったなと思う一方で、まだまだ勉強が足りないなと思うこともあったので、今は第1種電気工事士の勉強をしています。
(インタビュー後、見事一発合格されていました!🥳)
――これまでに印象に残っている現場はありますか。
軽井沢にある工場の照明の更新工事です。
7つの工場の合計3000台の照明を全てLED照明に更新するという工事で、丸4ヶ月間、毎週 出張に行きました。
工事の最初から最後までを経験できたのはその現場が初めてでした。
必要な物を発注して、施工をして、写真を撮ってお客様に提出するという、工事の一連の流れを実際に経験できたことで理解が一気に進みました。
――入社からこれまでで身に着いたことは何ですか。
そうですね…まず思いつくのはCADです。
初めは全く使えなかったのですが今はある程度できるようになりました。
あとは先程も話に出した軽井沢の現場で、ときには一人で現場管理を任せてもらったり、照明取替えの施工を手伝わせてもらったり、色々経験を積めたと思います。
――大変な事も多いと思いますが、その中でもやっていて面白いと思う部分はありますか。
施工管理を主な業務としていますが、やっぱり自分で施工ができるようになると面白いですよね。
あと、いままでの会社では他の会社の人と一緒に仕事をすることがなかったので、協力業者さんなどと色んな話ができるのも面白いなと思います。
――山田さんご自身のことも聞かせてください。休日はどう過ごしていますか?趣味などありますか。
これといった趣味はなくて……溜まっていた家事を片づけたり、車でちょっとドライブしたりとか。
――車が趣味というわけではないんですね。
車は特に詳しくないですが、運転自体は嫌いじゃないですね。
なので出張での運転もそんなに苦じゃないです。
――最後に、座右の銘をお願いします。
「日進月歩」です。
この現場では○○が身に着いた、○○を理解できたというような成長を、一つひとつの現場で得られるように仕事をしていきたいと思います。
山田さん、ありがとうございました!