社員インタビュー

設備部 Kさん

  • 2025年1月6日

今回の社員インタビューはファシリティ事業部 設備部のKさん。
入社からこれまでの仕事についてや、学んできたことについてなどをお聞きしました。
(※内容は取材当時のものです)


――Kさんの担当業務を教えてください。

設備部で機械設備工事の施工管理をしています。

――入社して何年になりますか。

1年4カ月になります。

――Kさんは中途入社でしたよね。以前も同じ仕事をされていたんですか?

前職はスノーシェッドの補修工事の施工管理をしていました。

――同じ施工管理の仕事ではあったんですね。分野が異なると仕事の進め方なども大きく変わるのでしょうか。

工事の段取りを組んだり、各工程の内容を理解して協力業者さんに指示を出したりと、大まかな仕事の進め方は同じです。

――そうすると実際に今の仕事に就いてみて、イメージとのギャップを感じることはなかったですか。

そうですね。ただ、前職は工事の内容がどの現場でもほとんど同じでした。
今の仕事は「機械設備工事」と一言でいっても空調・衛生などの分野に分かれて、そのうえ扱う機械や器具などの種類も多岐にわたり、現場によって工事の内容が異なります。同じ施工管理ですが、そこが前職とは大きく異なりますね。

――入社から今まで、業務についてどのように学んできましたか。

入社してすぐの頃は、社内研修として週替わりで各部署の業務を手伝い、どの部署がどんな仕事を行なっているかを学びました。

――その研修では現場への同行もありましたか。

はい。住宅のエアコンの入替えや熱源機械の点検、空調の風量測定などに同行させてもらいました。
室外機の搬出・搬入や、施工後の清掃など、できる範囲で作業を手伝いながら施工やメンテナンス作業の流れを学ぶことができました。

その研修が終わった後は設備部に戻って、上司の担当現場である新通小学校の空調改修工事の現場に入りました。

――当時はまだ右も左も分からないときだったと思いますが、どんなことから教わりましたか。

細かく挙げると沢山ありますが……
冷媒管の吊ピッチの測り方や振れ止めについてなど、工事写真を撮るにあたって必要なことを中心に教えてもらいました。

あとは、耐火キャップの施工箇所を書き込むなどの図面作業も手伝わせてもらいました。
前職で使っていたものとは異なるCADソフトを使って、機能を教えてもらったり知らない記号や用語などを教えてもらったりしながら、基本操作を学びました。

私は途中から合宿研修に行ったので竣工まで携わることができなかったのですが、とても勉強になりました。


――そうでした、富士の研修に行っていましたね。これを読んでいる人に説明をお願いします。

富士教育訓練センターという富士山のふもとにある研修施設で行われる1カ月間の合宿研修にいきました。

――どんなことを学ぶ研修なんですか?

管工事施工管理の基礎を学びました。
大雑把に言うと、2級管工事施工管理技術検定を受ける際に学ぶ範囲と似ていると思います。
具体的には建築の基礎知識や図面の読み方などの基礎知識を学んだり、配管接続作業を実際に行う実習を行なったりしました。
その他にも積算を学んだり、高所作業車運転や小型車両系運転の特別教育を受けたりしました。

――遠方での1カ月間の合宿は大変そうですが、休みの日は遊びに出掛けたりできるんですか?

そうですね。私は他の研修生と一緒に静岡の街中に遊びに行ったり、熱海を観光したりしました。

――そうやって聞くと、学生時代に戻れるようで楽しそうですね。

ただ、研修センターから街中に下りるにはバスに乗らないといけないところが少し不便でした (笑)

――研修から戻ってきてからはどんな現場を担当しましたか。

某大型オフィスビルの新築工事の現場に入りました。
下請けとしてですが約10カ月間、施工管理担当の一員を務めました。

――大規模な工事に携わったんですね。まだ一人では難しかったと思うのですが、どなたか一緒に現場を見てくれる方もいたんですか?

そうですね。元請業者の職長さんや、私と同じく下請として入っている設備工事業者さんに教えてもらいながら工事を進めていました。

――Kさんはどんな工事を担当されていたのですか。

私は躯体工事を担当しました。
たしか、初めて現場に入ったときは既に基礎は出来ていて、私は1階の躯体工事からでした。
スリーブの墨出しをして、職人さんを手配して取付けをしてもらって……などの大まかな流れがあって、基本的にはそれを10階まで繰り返します。
4階の工事からは私一人に任されるようになって、材料の発注なども行うようになりました。

――特に大変だったエピソードはありますか。

メイン棟の工事のほかに駐車場棟の工事の管理もしなければいけない期間があって、そのときが一番大変でした。
メイン棟8~10階と駐車場棟とを行き来するんですが、まだエレベーターが完成していない時期だったので、階段の上り下りが特にしんどかったですね (笑)

――教えてくれる方がいたとはいえ、その若さで大規模な現場に入ってタフな状況を乗り越えてきたと思います。結構、自信がついたのではないでしょうか。

たしかに、急な工程の変更などに苦慮する場面もあったので、工程管理におけるアクシデントに対応する力はついたと思います。
今後どの現場でも起こり得ることだと思うので、そのときに少しでも役立つ経験ができて良かったです。


――現場での仕事を学ぶうえで心掛けていることはありますか。

報連相を怠らないことです。
特に「相」の部分。自分で調べるだけでなく、分からないことがあったらすぐに質問するようにしています。
新人である今のうちに沢山のことを吸収していきたいです。

――入社から一年間、個人の日報を社内チャットにあげていましたよね。Kさんの一日の振り返りは内容が具体的で有意義なものに感じました。普段からメモ取りを意識されているのでしょうか。

そうですね。何か印象に残ったことがあればメモして、後で調べたり質問したりできるようにしています。


――この仕事をやってみて、大変だと思うことは何ですか。

段取りが一番大変で、一番大事だと思います。きっちりやっておかないと、どこかで作業に支障が出てしまいます。
高校生の頃は、施工管理の仕事は写真を撮ってまとめて終わりでしょ、くらいに甘く考えていました。
実際に仕事をしてみて、色んなことを先読みして段取りを立てていかないといけないと痛感しました。
先ほど話したオフィスビルの現場でも、他工程の遅れを見越した段取りが功を奏したこともありました。

――仕事をするうえで普段から大切にしていることはありますか。

職人さんと積極的にコミュニケーションを取るようにしています。
いざというときに助けてくれるのはいつも職人さんです。感謝の気持ちを忘れず、良い人間関係を築けるよう心掛けています。

――やっていて楽しい・面白いと思う業務はありますか。

楽しいかと言われると違いますが、書類を作っているときは集中してやれますね。
コツコツ地道にやって、最後に達成感を得られるようなことが好きなんだと思います。

――入社当時と比べて、新たに身についたスキルはありますか。

先ほど話したCAD以外で言うと、Excelですね。
Excelの表で出面を集計するときに、初めは個別に足し算をしていました。
それを上長に提出したときにアドバイスを貰って、関数を組んで協力業者の名前毎に集計できるようにするなど、効率化できるようになりました。

――今後の目標について教えてください

2級管工事施工管理の資格を取得して、仕事の幅を広げていきたいです。


――Kさんご自身についても聞かせてください。休日の過ごし方や趣味について教えてください。

趣味はゲームですね。
最近まで仕事が忙しかったのでスマホゲームくらいしかできていませんが、時間が取れるときはPCゲームもします。

――PCゲームはどんなゲームをするんですか?

「VALORANT」というFPSのゲームです。
チーム戦の対戦ゲームなのですが、自分の行動が思わず味方の邪魔になってしまったりもするので、このゲーム内でも報告・連絡を意識して臨んでいます(笑)

――たしかにそれは時間のある時に腰を据えてやりたいですね。結構インドア派ですか?

いや、天気の良い季節は車でドライブにいくことが多いです。

――そうなんですね。車が好きなんですか?

車が、というよりは運転が好きですね。
旅行をするときも車で行くことが多いです。
青森まで下道で12時間くらい掛けて行ったことがあります。

――それは若さの成せる業ですね~(笑)それでは最後に、座右の銘を教えてさい。

「滴水穿石」です。

――恥ずかしながら初めて聞きました。どういった言葉ですか?

小さな努力でも地道に積み重ねていけば良い結果が得られる、という意味です。
日頃から地道な努力の積み重ねを大切にしていきたいです。


Kさん、ありがとうございました!

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