社員インタビュー

技術部 Sさん

  • 2025年5月14日

今回の社員インタビューはエンジニアリング事業部 技術部のSさんに、仕事に対する思いや目標などをお聞きしました。

(※内容は取材当時のものです。)


――Sさんの担当業務を教えてください。

技術部で空調設備や給排水・衛生設備のメンテナンス、修理対応などをしています。
また、上司の担当している工事を一緒に担当することもあります。

――入社してどれくらい経ちますか。

1年3カ月くらいです。

――以前はどんな仕事をされていたんですか。

トラックの整備士をしたり、フォークリフトの整備士をしたりしていました。

――この仕事に転職しようと思ったのは、どんな理由があったんですか?

転職の理由は、結婚を機に収入や休日数などの待遇面を見直すためです。

異業種も視野に入れて仕事を探していたなかで、これまでの知識やスキルを少しでも活かしたかったので、この建物設備のメンテナンスの求人に応募しました。

工具の使い方には慣れているし、GHPだったらエンジンの部分はどれが何の部品なのかは理解しやすいだろうから、少しは経験を役立てられるかなと。

――実際に役立ったものはありましたか。

やはりすぐに役立ったのは工具の使い方です。
他にも覚えなければいけないことだらけのなかで、工具の名前から使い方までイチから覚えるとなると大変だっただろうなと思います。

上司の担当現場に同行するときも「〇〇持ってきて」と言われて、どれのことか分からないと作業を教えてもらうのもままならないですよね。

――技術部では初めはどのように業務を教わるんですか。

実際の現場に同行させてもらいます。

作業を見て覚えることもありますが、私はその日に起きた事で分からなかった事は何でもメモしておいて、後で調べて覚えるというパターンが多いです。

――実際に作業をさせてもらう機会はあるんですか?

自社で作業までやるような修理案件などを、その機械の仕組みや作業内容を覚えるために、上司の監督下で作業させてもらうことがあります。

最近は不具合の一次対応のために上司の担当顧客先に行ったときに、その後の実作業を含む対応まで任せてもらうことも増えてきました。

現場作業は専門の協力業者さんに依頼をすることが多いのですが、機会をつくって自ら手を動かさないと知識や技術がなかなか身につかないと思います。
協力業者さんにいつでも来てもらえるわけではないので、知識や技術が無いといざというときに困る場面も出てくると思いますし、自分で作業するのって楽しんでできるんですよね。

――できることが着実に増えているんですね。

自動水栓の取付けやウォシュレットの交換などであれば、見積り作成から実作業まで自分で完結させることができるようになりました。

先日も電気温水器の設置を、あらかじめ上司に手順を教えてもらって、当日は一人で設置作業を行いました。


――この仕事をやってみて大変だと思うところはどんなところですか。

必要な段取りの量がかなり多いところ、この仕事の大変なところだと思います。

前職では、整備は客先で行うのでお客様とのコミュニケーションや連絡調整などは必要になりますが、作業は自分で行いますし、必要な部品は自社で用意することができるので、一連の流れを自社で完結させられました。

でも今の仕事は、特に工事では機器や材料をメーカーや商社に手配し、施工してくれる協力業者さんの手配とスケジュール調整も必要です。
さらに、お客様ともスケジュール調整をしたり、工事の進め方を協議したりと、多方面への段取りの手腕が求められる仕事だと思います。

――たしかに、関わる人の数が多いうえに同時並行で色々なことを考えなければいけないですよね。

そうですね。

他にも最近、ある現場の機器の選定をしているんですが、これが今の私には難しいというか、知識不足を痛感しているところです。

――任されることが増えて、壁にぶつかっている時期なんですね。

分からないことが沢山出てきて、毎日緊張して仕事しています……(笑)

――大変なことが多いなかでも、これはやってて面白いなと思うところはありますか?

繰り返しになりますが、自分で手を動かして作業しているときです。
それもまだ不安な気持ちもありますけどね。

――というと?

いざ作業を始めてしまえば不安もなくなりますが、当日までの段取りの段階では不安になることが多いです。

例えば、お客様から修理見積依頼をいただいて、現地調査で必要な材料をリストアップしてお客様へ見積もりを出して、そこまではいいんですが、いざ発注をいただいて、材料を手配して、それが手元に届いたくらいのタイミングで「本当にこれで部品足りてるかな……」とか「サイズこれで合ってるかな……」とか、急に不安に駆られることがあります。施工説明書を何回も見たり、イメトレを繰り返したりします 笑

――でもSさんなら場数を踏めばすぐに慣れそうですね。実際はうまくやれているんですよね。

そうですね。実際はちゃんと施工できていますし、現場では楽しんでやれています。それに、段取りも施工も自分でやった仕事はお客様から感謝されたときの嬉しさも大きいです。

――任されることが増えてくると緊張感は生まれますよね。

毎日緊張しながら、不安になりながらも、なんとかやっています。
そうしないと成長できないだろうから、いい緊張感だとは自分では思ってるんですけど。


――Sさんは落ち着いている性格という印象がありますが、入社して初めの一年で資格試験を3つくらい挑戦していて、熱意に溢れている印象も同時にありました。実際のところ、何かの思いの表れなのでしょうか。

そうですね、入社当時から仕事へのモチベーションは高かったです。
奥さんと出会って、こうなりたいなという将来像が出来て、そのために仕事を頑張らなければ、と思うようになったんです。

自分ひとりだった頃は、暮らしていければいいでしょと思っていたり、お金の使い方に関しても、欲しいものは買えるお金があれば買うって感じで、ちゃらんぽらんなところもありました。

――昔はそんな感じだったんですね。意外です。

奥さんも仕事を頑張っている人ですし、奥さんのお父さんも仕事人っていう感じの人なのですが、その姿を見て、自分の生活のために働くのではなく家族のために働かなければという意識が強くなりました。

例えば将来はこのくらい不自由のない生活をしたいとか、そのために年収はこのくらいを目指そうとか、もし子供ができたら不自由させたくないとか、そういった実現したい将来のビジョンが明確になったことで仕事へのモチベーションが高まりました。
そしてこの会社は成果をちゃんと評価してくれる会社だと思うので、頑張っていきたいなと思って、最初の分かりやすい目標として、業務に必要な資格をどんどん取っていこうと思った次第です。

――やはりそれだけの熱意があってのことだったんですね。そうすると、個人の裁量が比較的大きい技術部のポジションは合っているかも知れませんね。

今は技術面を学びたい気持ちが強いので、施工部門である工務課の若い人たちが仕事を教わっている様子を聞いて羨ましいなと思うことも正直あるんですが、技術部はお客様との距離が近くて改善提案などの売り上げに繋がる営業的な役割ができるところが良いなとも思います。会社への貢献が数字として表れるという面でも、やりがいを感じやすい仕事なのかなと。

――実際、技術部には自らの裁量でバリバリに働いている人もいますからね。

そうですね。修理や小工事を自らで完結できるスキルがあって、工事の施工管理もできてオールマイティに活躍している先輩がいるので、目標にしています。
目標にできる先輩がいるという面でも、良い環境に身を置けているなと思います。


――これまでのお話でもSさんの人柄は伝わってきましたが、ご自身についても聞かせてください。休日はどのように過ごされていますか?趣味などはありますか。

学生時代はずっとサッカーをやっていて、今でも月に1回程フットサルをしています。
それと、アルビレックス新潟の試合はスタジアムまで観に行ったり、行けなければDAZNで観たりして、毎試合観てますね。奥さんもアルビが好きなので。

――一緒に楽しめる趣味があるっていいですね。

そうですね。海外サッカーにも興味はあるんですが、時間が合わなくて追えていないです。
あとうちには猫がいるので、猫を愛でて過ごしてますね。

――ありがとうございます。最後に、Sさんの座右の銘を教えてください。

高校のときのサッカー部の監督が「人間的成長なくして技術的進歩なし」って、いつも言っていました。
当時はよく分かってなかったんですが、社会人になった今思うと、確かになぁ…と思うんですよね。
人間性がしっかりしてなければ仕事は貰えないだろうし仕事がなければ技術も磨けないと思うので、技術の前に人間性が大切だなと。


Sさん、ありがとうございました!

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