営業開発部 Fさん
- 2025年9月12日

今回の社員インタビューはファシリティ事業部 営業開発部のFさんに、担当している業務のことや今後挑戦してみたいことなどをお聞きしました。
(※内容は取材当時のものです。)
――Fさんの担当業務を教えてください。

営業開発部で営業事務や積算のサポート業務を担当しています。
公共工事の入札に関する申請書の作成や電子入札システムでの入札業務、落札できた際の必要書類の作成、見積合わせの見積書の作成など、部内の事務業務全般を担当しています。
――「見積合わせ」って、これも公共工事の話かと思いますが、入札とは違うんですか?

入札は金額の大きい案件で、複数の業者が価格を競う方法です。
これに対し、見積合わせは比較的少額の案件で、発注者が限られた数社に見積を依頼して発注先を決める方法です。
――見積書の作成はどういったことをしているんですか。

各商社さんや協力会社さんからいただいた機器・経費等の見積資料をまとめて、それを基に上司が発注者への提出金額を決めてくれるので、私はそれを提出用の正式なフォーマットにまとめて提出します。
――サポート業務は臨時のタスクも多くて大変そうですよね。気を付けていることはありますか?

そうですね。書類のスキャンから見積書の作成まで、内容やボリュームが幅広いです。
私、頼まれたことを頭だけで覚えておくことが苦手なので、ツールを積極的に使って、やり忘れが無いようにしています。
――どんなツールを使っているんですか。

カンバン方式のタスク管理ツールを使っています。頼まれたことや気付いたことは小さい事柄でも、すぐにタスク登録したりメモしたりするようにしています。
そして優先順位をつけながら業務を進めて、一日の終わりに、忘れていることが無いかを確認するようにしています。
――入札業務の中で、案件によって準備が大変なものとそうでないものなど、違いはありますか。

「総合評価方式」の入札は用意する書類が通常より多いので、比較的大変ですね。
――通常の入札方式とは何が違うんですか?

総合評価方式は、入札価格の評価だけではなく、過去の公共工事の成績や優良工事表彰の受賞の有無、ボランティア活動の実績の有無など、様々な評価項目に基づいて落札者を決定する方式です。
うちの会社はこういった実績があるから〇点として参加申請ができる、といった確認作業と、それらを証明するための書類等の準備がある分、通常の入札業務より工数が増えます。
――なるほど。申告漏れがあると勿体無いことになりますね。

そうですね。積算が上手くいっていたのに申請のミスがあると勿体ないので、複数人でのチェックを欠かさずしています。
総合評価方式の案件は金額が大きく、特に落札したいものであることが多いので責任重大です。
――入札に関する業務は、仕組みや決まりを理解するのが大変そうです。

入札の準備は、案件毎に発注機関から配布される「入札説明書」という資料を読むところから始まるのですが、説明が網羅されている分、文章量が多くて表現が硬いので、慣れるまでは先輩に教えてもらいながら読んでいました。
入社して1年半くらいですが、今は書いてある意味も分かるようになってきましたし、どこを読めば欲しい情報が載っているのかも分かるようになりました。
――仕事をしていて、やりがいや達成感を感じるのはどんなときですか。

今はまだサポート的な業務が多いので具体的に挙げるのが難しいんですが……
こうしたらよくなるかも、と自分で考えて行動したことがうまくいくと嬉しいですね。
――営業開発部の中で、業務効率化のためにKintoneで業務アプリを作っていましたよね。

そうですね。毎年行われる保守案件の見積合わせの履歴をExcelで管理していたんですが、シートの量が多くなってしまっているし、Kintoneで管理した方が検索もしやすくなるだろうということで、データや関連ファイルをまとめるアプリを作りました。
――IT分野に強いのは部としても、会社としても心強い存在だと思います。そうした仕事は好きですか?

好きですね。たしかに、そういう効率化が上手くいくと達成感を感じます。
ただ、どちらかというと手順を考えたり組立てたりする過程に面白さを覚えるタイプかもしれません。
――他にも、効率化したいなと考えていることはありますか?

いま誰が・どの現場を・いつまで担当するのかを管理しているExcelがあって、見た目はガントチャート形式にしてあるのですが、マウス操作でセルに色を付けているだけなので更新作業に手間が掛かります。
情報自体はKintone上にあるので、Kintoneを使ってスマートに管理できたらいいなと考えています。
――仕事をするうえで心掛けていることや気を付けていることはありますか。

一見 暇そうに見えるくらい、余裕があって仕事を頼みやすい雰囲気を出していたいと思っています。
実際に余裕のある状態でいられるのがベストですが、多少忙しくてもそれを見た目に出したり、「忙しそうだから声を掛けないようにしておこう」と思われたりしないようにしていたいです。
――将来は積算業務にも携わる予定なんですか?

そこまで具体的な話まではしていませんが、時間のあるときに教えてもらってはいます。
私自身としても、少しずつでも習得していって、力になれるようになりたいと思っています。
――今後挑戦してみたいことはありますか?

興味があるのは生成AIの活用や、Kintoneアプリでの効率化などです。
今もChatGPTにExcelのVBAを書いてもらったりはしているんですが、それをコピペするだけじゃなくて、もう少しコードを理解できるようになりたいです。そうするともっと効率化につながるんじゃないかと思っています。
あとは、Hさん(※インタビュアー)の業務も面白そうだなと思います。
社内のPCのヘルプデスク業務や、ホームページやSNSの更新とか。
――全然、代わりにやってくれていいですよ(笑) というか、ヘルプデスクは既に営業部内でやってくれていますよね。助かっています。IT分野は昔から得意なんですか?

前職でもパソコンを扱う業務をしていましたし、プライベートでも小3くらいからパソコンに触れているので、PC操作偏差値55くらいのITリテラシーはあると思っています(笑)
――Fさんご自身についても聞かせてください。休日はどのように過ごすことが多いですか。

最近は1級管工事施工管理技術検定の試験勉強に費やしています。
勉強を始める前は何をしていたかなと事前に考えていたんですが、今年に入ってからブログに日記を書いていました。
――おお、すごいですね。

日々の出来事や感情とか考えを整理してアウトプットするのを習慣化することで、普段の会話の厚みが増すかなと思って、毎日書いていました。
――ブログってことは、人に読まれる形で書いているんですね。

人に読まれることを意識して書かないと練習にならないと思うので、ちゃんと推敲を重ねて書いています。
――趣味というより自己研鑽ですね。

やってみると、自分の意図を他者に伝えるのって難しいなと痛感します。
一方で、日記の存在のおかげで「あ、これ日記に書こうかな」というモチベーションで行動力が高まるメリットもあるなと思いました。
なので、試験が終わったら再開したいなと思います。
Fさん、ありがとうございました!